衛生監視員はじめました

食品衛生の話と、衛生監視の公務員試験のことについて書きます。

専門問題を解いてみよう 1

平成29年 特別区 衛生監視(衛生)問題2

(1)次の文は、ウェルシュ菌に関する記述であるが、文中の空所ア~キに該当する語を下の語群から1つずつ選び、その記号を解答欄に記入せよ。 ウェルシュ菌は、[ア] 気性のグラム[イ]性の[ウ]菌で、佃毛が[エ]。 創傷感染によって筋組織が破壊される[オ]を起こしたり、腸管内で[カ]を形成するときに産生される[キ]によって食中毒を引き起こす。

<語群>
A ある  B 陰  C エンテロトキシン  D ガス壊疽  
E 芽胞  F 桿  G 球  H 莢膜  I 嫌 J 好
K ない  L 破傷風  M ベロ毒素  N 陽

 

<解答>

ア I  イ N  ウ F  エ K  オ D  カ E  キ C

 

ウェルシュ菌は、人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布しています。
健康な人の便からも検出されます。一般に青壮年よりも高齢者の方が、保菌率が高い傾向にあります。
常在菌としてのウェルシュ菌の多くは、病原性がありません。

ウェルシュ菌は、4種類の主要毒素の産生性から、A、B、C、D、Eの5つの毒素型に分類されます。
食中毒やガス壊疽の原因になるウェルシュ菌は、ほとんどがA型です。

主な原因食品は、食肉調理食品で、食肉・魚介類及びこれらを使用した煮物、煮物が入った仕出し弁当で食中毒が起きることが多いです。
集団給食施設による事例も多く、給食に提供されたカレー、シチュー、スープ、麺つゆなど、前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で放冷されていた食品が原因として報告されています。

ウェルシュ菌の潜伏時間は、通常6~18時間(平均10時間)で、喫食後24時間以降に発症することはほとんどありません。

主な症状は、腹痛と下痢です。下痢の回数は、1日1~3回程度のものが多く、主に水様便と軟便です。
症状は一般的に軽症で、1~2日で回復します。

ウェルシュ菌食中毒は、ウェルシュ菌が大量に増殖した食品を喫食することにより発生します。
食品中でウェルシュ菌を増殖させないことが大切です。
前日調理、室温放置は避け、調理したものは早く食べてください。
加熱調理食品を保存する場合は、小分けするなどして、急速に冷却及び低温保存しましょう。

 

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