衛生監視員はじめました

食品衛生の話と、衛生監視の公務員試験のことについて書きます。

専門問題を解いてみよう 2

平成29年 特別区 衛生監視(衛生)問題1

(1)次の動物由来感染症①~⑤と関係の深い病原体を下の語群から1つずつ選び、その記号を解答欄に記入せよ。
① ペスト  ② トキソプラズマ症  ③ オウム病
④ クリプトコッカス症  ⑤ 日本脳炎

<語群>
A ウイルス B クラミジア C 原虫 D 細菌 E 真菌

 

 <解答>

① D  ② C  ③ B  ④ E  ⑤ A

 

 

ペスト

細菌のエルシニア・ペスティスを原因とする全身性の侵襲性感染症で、ノミやエアロゾルを介して感染します。感染ルートや臨床像により腺ペスト、肺ペスト、および敗血症型ペストに分けられます。

トキソプラズマ

原虫(寄生虫)のトキソプラズマを原因とする感染症です。トキソプラズマは、ほとんどの哺乳類及び鳥類に感染します。
健常者が感染した場合は、免疫系の働きにより臨床症状が現れないか、軽度の急性感染症状を呈しますが、HIV感染患者などの免疫不全者には重篤な症状を引き起こします。また、妊娠中の女性が感染すると、死産や自然流産、子の精神遅滞、視力障害、脳性麻痺など重篤な症状となることがあります。

オウム病

オウム病クラミジアによる人獣共通感染症(ズーノーシス)です。鳥の排泄物からの吸入や、口移しの給餌により感染します。オウム病の潜伏期間は1〜2週間で、急激な高熱と咳嗽で発症します

クリプトコッカス症

真菌のクリプトコッカスによる亜急性または慢性の感染症です。
クリプトコッカス症は、免疫力・体力が落ちた人でかかりやすい日和見感染症の一つと考えられています。

日本脳炎

日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、を介して感染します。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺などの神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

 

微生物学の勉強におすすめです。項目ごとにポイントがあり、章末問題で復習もできます。

休み時間の微生物学 第2版 (休み時間シリーズ)

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