衛生監視員はじめました

食品衛生の話と、衛生監視の公務員試験のことについて書きます。

専門問題を解いてみよう 6

平成28年 衛生監視(衛生) 問題1

(1) 次の①~③は、保健統計に関する記述であるが、文中の空所A~Cに該当する語を下の語群から1つずつ選び、その記号を解答欄に記入せよ。

 ① x歳の生存者が平均してその後何年生きられるか、
   その期待値をx歳の[A]という。
 ② 粗死亡率を求めるときに用いる人口は、[B]人口である。
 ③ 全死亡者のうち50歳以上の占める割合を表したものを
   [C]という。

<語群>
ア 定常  イ 年央  ウ 平均寿命  エ 平均余命
オ PMI カ SMR

 

 <解答>

A エ  B イ  C オ

 

死亡に関する指標は、① 死亡率(粗死亡率)、② 年齢調整死亡率、③ 50歳以上死亡割合(PMI:Proportional mortality indicator)が重要です。
必ず覚えておきましょう。

死亡率(粗死亡率)
死亡率は(死亡数÷人口)×1000で示されます。
現在の日本では、高齢化の進行により低い水準において徐々に上昇しています。

年齢調整死亡率
年齢調整死亡率は、年齢構成による影響をなくすために人口の比率を昭和60年モデル人口という人口に仮定して求めた死亡率です。昭和60年モデルよりも高齢化が進んでいる社会では、年齢調整死亡率の方が、粗死亡率よりも死亡率が低くなります。

③ 50歳以上死亡割合(PMI:Proportional mortality indicator)
50歳以上の死亡者数が占める全死亡者数に対する割合です。
PMIが高い場合、生まれてから50歳以上まで生きる人の割合が高い、すなわち、健康水準が高いということになります。



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